東京都内で、数億円規模の現金を狙った大胆な事件が立て続けに発生しました。
1月29日夜、台東区東上野で現金約4億2000万円が奪われる強盗事件が発生。さらに約3時間後、羽田空港でも現金約1億9000万円を積んだ車が襲われる強盗未遂事件が起きました。
発生時間も場所も近く、犯行手口も酷似しています。
警視庁は現在、両事件の関連性について慎重に捜査を進めています。
本記事では事件の概要を整理しながら、共通点や犯行の計画性、さらに「奪われた4億円の正体」についても分析します。
台東区・4億2000万円強盗の概要
29日午後9時半ごろ、台東区東上野の路上で男女5人がスーツケースを車に積み込んでいたところ、突然男3人組に襲われました。
犯人らは催涙スプレーのようなものを噴射し、スーツケース3個を奪って車で逃走。中には約4億2000万円の現金が入っていたといいます。
▼ 事件の特徴
- 犯人は男3人組
- 催涙スプレー使用
- スーツケース3個を強奪
- 逃走時に近くでひき逃げ事故も発生
- 逃走車は暴力団関係者名義とみられる
巨額現金に加え、「暴力団関係者名義の車両」という情報も浮上し、組織的犯行の可能性が強まっています。
羽田空港でも1億9000万円襲撃未遂
さらに約3時間後、羽田空港第3ターミナル駐車場で別の事件が発生します。
- 「何してるの」と声掛け
- スプレー噴射
- ハンマーで窓ガラス破壊
という荒々しい手口で襲撃。
車内には約1億9000万円の現金がありましたが、幸い現金は奪われませんでした。
警察は強盗未遂として捜査しています。
台東区〜羽田はどのくらいの距離?
地理的にも無視できません。
- 距離:約20〜25km
- 車:約20〜30分
この距離感であれば、台東区で犯行 → 羽田へ移動 → 再度襲撃
という流れは時間的に十分可能です。
「別グループの偶然の犯行」と考えるより、同一犯の連続行動と見る方が自然でしょう。
台東区4億円強盗と羽田未遂の通点とは
2つの事件には偶然とは思えない一致点があります。
▼ 共通ポイント
- いずれも「男3人組」
- 催涙スプレーの使用
- 現金運搬中のタイミングを襲撃
- 発生は約3時間差
- 車で逃走
ここまで重なると、単独犯よりも同一グループによる連続犯行と考える方が自然です。
あらかじめ現金の移動情報を把握していた可能性もあり、計画性の高さがうかがえます。
さらに香港でも同日に被害
そして決定的なのが海外の動きです。
同日、香港で、日本人男性2人が約5800万円入りリュックを奪われました。
驚くべきことに、この被害者は羽田事件の被害者と同一人物とみられています。
さらに香港警察は6人を逮捕。
▼ 逮捕者の内訳
- 6人中3人が日本人
- そのうち1人は「被害者側」
- 犯行グループに情報提供していた疑い
つまり、内部関係者による内通の可能性が浮上しているのです。
奪われた4億円の“正体”は?
さらに注目されているのが、被害グループが運んでいた4億円の出所です。
被害にあった5人は捜査員に対し、
- 両替をする仕事(両替商)
- 日本円を両替所へ持ち込み中
- 羽田経由で香港へ帰る予定だった
と説明しています。
しかし、資金の流れや出所については
「話したくない」として詳細を明かしていないといいます。
通常、これほどの大金は銀行送金や警備会社による現金輸送が一般的です。スーツケースでの手運びは極めて異例といえます。
そのため、
▼ 考えられる可能性
- 正規の両替業の資金
- 銀行を通さない地下両替ルート
- 海外送金を目的とした現金移動
- マネーロンダリング(資金洗浄)
など、さまざまな見方が出ています。
違法性は現時点で確認されていませんが、「説明できない4億円」という点に不自然さが残るのも事実です。
強盗事件だけでなく、資金の背景そのものも捜査対象になる可能性があります。
今後の焦点と社会的影響
日本では三億円事件級ともいえる巨額現金事件は珍しく、治安への不安も広がっています。
今後のポイントは、
- 防犯カメラ映像の解析
- 逃走車両の特定
- 犯人グループの身元解明
- 現金輸送体制の安全対策
このあたりになりそうです。
まとめ
台東区、羽田、香港――。
わずか1日の間に発生した巨額現金事件は、単独の強盗ではなく、内部情報を利用した連続計画犯行の様相を見せ始めています。
偽造ナンバー、暴力団関係車両、そして内通者の存在。
事件は国境をまたぐ展開となっており、全容解明には時間がかかりそうです。
今後の日港両当局の捜査の進展が注目されます。
※本記事は報道および捜査関係者の発表をもとに構成しています。資金の出所や犯行の関連性については現時点で捜査中であり、違法性や事実関係が確定したものではありません。推測や憶測に基づく断定は避け、今後の公式発表をご確認ください。
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